鍋に50℃〜60℃位のお湯にビンのまま入れ、ゆっくり溶かせば元に戻ります。
はちみつが結晶してしまうのは、天然はちみつの性質として仕方がないことです。結晶のしやすさは花の種類によって違います。とちみつは比較的結晶になるのが遅い方ですが、それでもいつかは必ず結晶になってしまいます。
完全に結晶させないというのは無理なのですが、はちみつは寒い場所に保管すると結晶しやすくなりますので、特に冬場は寒くなりすぎない場所に置くようにしてください。
固まってしまっても、品質にはまったく問題ありませんので、安心してお召し上がりくださいね。

直射日光をさけ、常温での保存をおすすめします。冷蔵庫に入れる必要はありません。品質の劣化を防ぐため、スプーンなどですくうときは、水分や異物が入らないように注意が必要です。

自然界にはどこにでもボツリヌス菌という細菌が存在しています。現場で採ってすぐに詰めて、何の加工もしないはちみつには、ごくまれにこの菌が入り込むことがあります。1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しませんので安全です。
しかし、腸内細菌の少ない乳児ではこの菌が入ると、乳児ボツリヌス症を発症させることがあります。このため、乳児には食べさせないよう指導されています。

スプーン大さじ1杯で約60キロカロリーです。同じ量で砂糖と比較すると甘みは約2倍で、カロリーは砂糖より約3割も低いと言われています。

ミツバチは農薬や水に非常に敏感な生き物です。少しでも農薬が残留している蜜源には近寄りません。それはほんの少しの農薬の摂取で死んでしまうからです。水にも敏感で、きれいな水のある所ほど長生きします。ですからはちみつは安心・安全な食べ物と言えるでしょう。